不妊と鍼灸
鍼灸院を続けていて、たまにお問い合わせがあるのは「不妊に鍼灸は効果があるか」ということです。そして問い合わせてこられるのはほとんどが女性です。でも男性も同じくらい不妊について危機感を持たれた方がいいと思っています。
今日は「「はりきゅう」治療でしぜんな妊娠あんしん出産」という本を読んだのでご紹介です。
「はりきゅう」治療でしぜんな妊娠あんしん出産」
日野勝俊さんという自分と同じ鍼灸を学ばれている方が著者です。この本を読む途中で出て来るのですが、この著者、ご自身も男性不妊だったそうで…。西洋と東洋の医療を合わせて治療し、子宝に恵まれたそうです！
不妊治療と鍼灸
この本の中でも書かれていますが、基本的に鍼灸では「女性の場合は肝・腎・脾の不調による木の滞りを改善し、水毒（水分代謝障害）を取り除く」「男性は腎虚（生命エネルギーの低下）を補い、脾虚症（消化吸収のパワーをあげる）を治す」というのが治療になります。
この日野先生は全身の気の巡りよくする治療とともに、局所の治療も行われているようです。
全身の気の巡りをよくして体全体の温度をあげ、妊娠しやすい体の基礎を作っていく
自分が東京で学んだ時に、よく行われていたのはとにかく「全身の気の巡りをよくすること」です。
これにプラスして食事を改善すること勧める先生も多いです。
「穀物と野菜中心の食事にし、甘いものや冷たいものを控えること」「特に穀物は麦、稗、粟、きびなどの雑穀を食べること」ですね！
甘いものは自分も大好きですが、ジュースやお菓子など、食べ過ぎると血の巡りを悪くします。辛いですが、ほどほどにして控えましょう。
携帯カイロを効果的に使って、冷えをとり血の巡りをよくする
上半身に対して下半身が冷えている方におすすめなのが携帯カイロです。おへその裏（背中側）に貼り付けて、冷えを取る方法、とてもいいですよ！
また、腰痛や肩こりなど基本的なコリや痛みがあると、気の巡りは途端に悪くなります。これらを解消することもとても大切です。
不妊鍼灸についてはまだまだ勉強中です！これからもたくさん紹介して行きますね！